次の日、宿に電話があった。
宿の人が、チン○ブラザーズの名前を叫んでいたので、
「どっかいったで~」と、教えてあげると、
「韓国人からの電話だ。」と言ってたので、
僕が出てみた。
すると、北京で出会った、韓国人の女の子2人組だった。
彼女達は、水墨画のような景色で有名な、「桂林」という場所にいて、 ブラザー達と、「広州」と言う街での、待ち合わせの確認をしたかったらしい。
でも、ブラザー達は、広州に出発した。 あ~あ。
話を聞くと、景色が「ベリーベリービューティフル!」らしいので、 (俺もイコ。)になった。
彼女達の宿の場所を聞いて、そのときに、まだいれば駅まで迎えに来てくれると言う。
この時、僕はガイドブックを持っていなかった。(捨てた。)今更、買おうとも思わんし、そんなにビューティフルなら行ってみよ。となった。
そして早速、僕は列車のチケットを買いに、場外切符売り場に、向かった。
宿の人に、言われるがままに歩いていくと、 信じられんくらいボロい建物の中にあった。
(普通に通ったら気付きませんでぇ)
購入したチケットを見て、目が点になった。
到着時刻を見ると、
上海から桂林まで、25時間! はよゆえよ!
そんなに遠いとは知らんかった。マイッタ。
出発当日。 僕は、ネットカフェに寄って、地下鉄で、上海駅に向かった。
早めに着いたので、駅の食堂バイキングで昼ごはんにした。
上海では、一番ココがうまかった。ほんまに。
駅のATMでお金を降ろして、カップラーメンを2つ買って(ハマッタ)、いざホームに行こうとしたときだった。
おなじみの、
「ヤッテモウタ!」である。
大事なノートが無いのに気付いた。
ネットカフェに置いてきたのを思い出して、青くなった。
そのノートには、色んな連絡先、集めた旅行の情報、さらに、この旅行記の元になっている日記が書いてある。
コレを失くす事は、スッポンポンで、旅行してんのと同じ事。
また、地下鉄に乗って、汗だくになって戻ったかいあって、見つかった!
列車の時間にもギリギリ間に合った。 こんなんばっか。。。
桂林駅。列車のタイプは、上海に来たときのと、同じで居心地は良かったけど、 寝台列車なのに、夜中でも関係なく、急ブレーキを踏む。 おかげで、壁にゴンゴン頭をぶつけて良く寝れなかった。 さすが中国。
と思ってる間に、桂林に着いた。
そこは、景色なんか、あんま好きでない僕でさえ、心から感動してしまう、 まさに、水墨画の世界だった。
ここから少し、僕は山にこもる事になる。
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