いよいよ4000年の伝統と、ラーメンマンの国、中国に突入する!
フェリーで中国の”天津”という街に上陸するんだけど、フェリーでのことは省略しときます。
特に何もなかったし。
さあ!中国! と、意気揚々でフェリーから見える天津の街に感動しながら、上陸した。
時間は深夜1時、まあよくもこんな中途半端な時間についたなあ。
そこで僕は、海外に行く者にとって、
最も重要なことを忘れていた!!!
まず、船を降り、入国審査へと続く。
ここで、韓国で取ったビザにハンコを押してもらう。
キャー!何か最高な気分になった。
それからみんながゾロゾロと行く方へついて行くと、いよいよ天津の街だ。
セーター1枚しか持ってなかった僕が、「死ぬんか?」と思うぐらい外は寒くて、暗かった。
んで、タクシーでも乗ろうかと思った瞬間、
「か、金ないやん!!!」
そうです、両替するのを忘れてました。
財布をのぞいても、1000円分ぐらいの韓国ウォンと、 出発前、友達がセンベツだといって、くれた2アメリカ$。 日本円は使い切っていた。(ATMでおろそって思ってたから。)
時間が時間なので、銀行もしまってるし、ATMもない。
周りを見れば、ボロボロのタクシーやバス(ほんまにボロボロ)がいっぱいあって、 客引きの中国人が全く意味不明の中国語でわめきながら、ワンサカ僕に押し寄せる。
さすがに「食われる」と思った。この後中国で何回か思うことになるが。
ここで、
4000年の中国史上まれに見る現象が起こった!
周りは、たくさんの客引きが旅行者に押し寄せてるのに、
僕は、その、客引きに押し寄せていた。
「エクスチェンジ プリーズ!!」
とあるタクシー運転手に、持ってる1000円分の韓国ウォンと、70元(中国)を換えてもらった。
んでまた客引きを振り切って、天津駅行きのバスを探した。
ここからは英語も全く通じない。紙に漢字を書いて、筆談という手段での会話が始まる。
あった!天津行きのバス。
ほんまに走るんか?というぐらいボロボロで、客は僕を入れて3人だった。
20元払って不安の中、30分ぐらいで天津駅に着いた。
降りて宿を探そうとしたてら、訳のわからんうちに”北京”行きのバスに乗せられた。
まあ、もともと”北京”に行くつもりだったし、「まいっか」って感じだったが、
しっかり50元取られ、
全財産がなくなった。
「こんなんばっかりや!」 と乗り換えたバスでウォークマン(当時i podなし!)を聞いてたら、韓国人2人が声をかけてきた。
僕と同じくらいの歳で、兄弟だった。
ティンぽブラザーズ。後に、彼らを「ちん○ブラザーズ」と名づけ、中国では結構一緒にいることになる。
僕が、事情を説明すると(片言の英語で)、北京に着いたら一緒に宿に行って、宿代は貸してくれると言う。 なんていい奴らや~。
ひとまず心配が無くなった僕はある程度しゃべると、北京到着まで何時間かの眠りについた。
北京でしょっぱなえらい目に合うことも知らずに。。。。
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