宿を出て、韓国人兄弟と一緒に、宿に近い「同仁堂」という中国では有名な薬局の中にあるATMへ、 お金をおろしに行った。
ATMにカードを入れ、余裕をブッこいてブラザー達としゃべりながら操作していると、 急に、
ズコン!という音がして、
カードが吸い込まれた!
どのボタンを押しても何の反応もなく、一瞬で顔面真っ青になった。
ガイドブックにこう書かれていたのを、思い出した。
「防犯の為、海外のATMはカードを入れて、しばらく何もしないとカードを吸い込む」
またやってもうた。。。 現金もない、帰りのチケットもない、カードも無い。
となると、大使館へ行って日本直行か。。。
今回の旅行はアッちゅう間やなあ、と遠くを見つめるしかなかった。
韓国ブラザーに英語で事情を説明し、とりあえず韓国語、中国語がしゃべれる宿のおばちゃんに説明してもらった。 そこで韓国ブラザーには先に観光へ行ってもらい、宿のおばちゃんとATMへ戻り、薬局の人に言ってもらった。
全く、中国語が分からなかったけど、おばちゃんは色んな人に聞いてくれて、 ついに、ATMの会社の人を呼んでくれた。
1時間も一人で待って、ようやく管理の人が来た。 そしてカードが出てきた。。。。
よっしゃああああ!!!
寿命が5年は縮んだが、とりあえず宿に帰り、おばちゃんに「シェシェ」と言いまくった。
僕 → 英語 →
韓国人兄弟 → 韓国語 →
宿のおばちゃん → 中国語 →
ATMの人。。
この公式の往復でなんとか会話が成立した。
宿の通り。ザ・中国といった感じです。すぐに宿の前の売店で、久々のタバコを買い(3日ぐらい無かった)、ファンタオレンジも買った。
そして
部屋に戻り、自分にビデオを向け、テンションが下がるまでしゃべり続けた。
この時のタバコとファンタは、大丈夫か?というぐらいホコリをかぶってたけど、
人生で一番うまかった。
落ち着いたら、腹がへった。
宿の食堂で、焼き飯を頼んだ(メニューが読めず、これしか頼めなかった)。
やっぱり日本人は珍しいらしくて、みんな(店員までも)が話しかけてきた。
何言ってんのか全然わからんけど。
その中で、一人、片言の日本語で話しかけてきた子がいた。 イーシャンという大学生の女の子。
大学で日本語を専攻してるらしく、発音はオモロイが、ある程度日本語がしゃべれた。
しばらく日本語を話してなかった僕は、アホほどしゃべった。
僕はその子に、オニーチャンと呼ばれ、それから何回か北京市街を、案内してもらうことになる。
その日は、天安門広場、王府井に遊びに行った。
王府井は、北京の繁華街で、でっかいデパートなどもある。
しかも、
路上にバンジージャンプがある、いかにも中国?って感じの街だ。
宿に帰ると、ブラザー2人も帰っていて、4人で夕食を食べに出た。
近くのレストランで、フナとか変なもんを食べた。
イーシャンは韓国語もペラペラで、 僕らのテーブルは、日本語、英語、韓国語、中国語、の4カ国語がとびかった。すげー。
その日は、僕らの部屋のベッドがひとつ空いてたので、イーシャンも泊まっていった。
中国を旅行する韓国人がひっきりなしにその宿にきて、 ブラザー達としゃべったりするので、なんか韓国にいるみたいだった。
次の日、隣の部屋の韓国人の女の子二人とブラザー達とで、あの有名な、「万里の長城」に観光に行った。 中国語で『マンリージョンソン』と言うらしい。かっこいいやん。
東南アジアの国々では、観光客を狙ったボッタクリが星の数ほどある。 この万里の長城の観光にしてもそうだ。
あるツアーでは5000円なのに、あるツアーでは1000円とか、同じ内容でも全然値段が違ったりする。
だから、常にそのへんはアンテナを張り巡らせておかんと、損をする。
僕らは、450円のツアーを見つけた。
もちろんバスでは、バスガイドさんが意味不明の中国語でガイドしてくれるし、安心だ。
やっぱり万里の長城は長かった。
もっとレアな場所に行けば、綺麗らしいが、観光名所の場所でも十分感動する。
まだ、旅行の10分の1も進んでない。。。。
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