ドンダン駅の周りにはそれらしい建物もなく、
駅前から少し離れたところにボロボロの小屋がひとつ見える。
腹ペコだったがとりあえず切符をと駅に入ると、『駅かこれ?』と思うぐらい人気がない。
チケットの窓口にすら人がいない。
裏でしゃべり声が聞こえる。。。 休憩中か。
とりあえず、構内にいたおばちゃんに食堂はないか聞くと さっき外で見たボロ小屋を指差した。
背に腹はかえられず、とりあえず腹ごしらえと、 時刻表を見ると、電車は昼の2時過ぎ。
まだ5時間はある。 死ぬほど食えるな。
ボロ小屋につくと、一人の若者がうどんみたいな物を食べていた。
彼は
これうまいぞ!と言ったっぽかったので、 彼のを指差して
プリーズ。
そしたら言葉が通じんのをいいことに、
2つも持ってきやがった!
普通味とカレー味。
しょうがなく食べていると、段々人が集まってきた。
いかにも怪しげな詐欺師っぽいおっさん。
笑顔が素敵な日焼けしたおっさん。 などなど、
テーブル少ないこの食堂は、 あっという間に相席しまくりで満席になった。
そして、隣のおっさんが明らかに
白い物体が浮遊している水をくれた。
これも文化かと、覚悟を決めて一気飲み。
![](../photo/3rd25a.jpg)
ドンダン駅飲み会。酒やん!! 朝から全員酒飲んでたんかい!
そんなこんなで、異国人飲み会が始まった。
全く通じない英語とバリバリのベトナム語。
これが、酒のおかげで何とかなるものなんですなぁ。
たぶんおもろいこと言ってるんやろなぁ。って想像して大笑い。
たぶんボケてんねんやろなぁ。って想像してツッコむ。
世界地図広げたり、ビデオカメラ回したり、 かなり盛り上がってきた時
その事件は起きた。
一人のおっさんがそろそろ電車の時間だぞ。
みたいな事を言うと一人のおっさんが消えた。
俺も行こうかなと思うと、待っとけ!と。
ギリギリまで飲むかぁ。 とワイワイやってると さっき消えたおっさんが帰ってきた。
車掌服に着替えて。
ベッ・・・ ベロベロやん!
おっさん運転手やったんかい!
これはさすがに日本語で突っ込んだ。
![](../photo/3rd25b.jpg)
着替えるとそれっぽい。がベロベロ。すっかり仲良くなった車掌といっしょに駅へ向かい、 切符も買ってもらって、特等席を用意してもらった。 かなりラッキー。
その車掌のおっさんは、電車に乗り出発してから ハノイの駅までの5時間、眠り続けた。
電車の中では、ベトナム人の人たちと また通じない会話をしつつ、 ついに来た。
ベトナムの首都、ハノイへ。
続きはもうちょっと待って下さい。。。
▲ページトップへ